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苔の洞門は、1739年(元文4年)7月の樽前山(1041㍍)大噴火の噴出物(火砕流)が堆積してできた溶結凝灰岩(ようけつぎょうかいがん)が土石流で侵食されてできた涸沢です。下流の第1洞門(延長約420㍍)と、その上流の第2洞門(延長約600㍍)で構成され、ともに両岸の岩壁がコケで覆われた回廊となっています。
大正時代から樽前山への登山路として使われ、昭和初期の登山ガイドブックでは「唐沢(から沢)」と呼ばれていました。たくさんの登山客に親しまれていました。

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