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苔の洞門は、支笏湖温泉から国道276号を美笛方面に約13㌔㍍、風不死岳の西麓の千歳市支寒内(ししゃもない)に位置します。国道沿いには、苔の洞門ネイチャーセンターと駐車場が整備されています。

ネイチャーセンターから洞門入口の観覧台まではゆるい上り坂、約750㍍の遊歩道があり、徒歩で約15分かかります。遊歩道は舗装などされておらず、ハイヒール等は不向きです。
遊歩道沿いではエゾマツやトドマツ、ミズナラ、ケヤマハンノキ、ウダイカンバ、イタヤカエデなど北国を代表する樹木を見ることができます。
不定根は、土石流で土砂に埋まった木が、新たに積もった土砂の中に本来の根とは別に幹の途中から新しい根を伸ばしたものです。
 
苔の洞門の沢では、2001年から2012年末までに7回の土石流の発生が記録されています。その度に大量の土砂が流されたり、堆積したりを繰り返しているのです。この場所を掘ったら、さらに二重、三重となった不定根が現れるかもしれません。
洞門の入り口近くにある、大きな岩に根を張った樹齢百五十年以上と推定されるエゾマツ。

千歳市観光スポーツ部観光振興課
〒066-8686 北海道千歳市東雲町2丁目34 TEL:0123-24-0366(直通)FAX:0123-22-8854

企画:一般財団法人 自然公園財団 支笏湖支部
    〒066-0281 北海道千歳市支笏湖温泉番外地 支笏湖ビジターセンター内

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