おいしい「食」は、おいしい「水」からできる。
千歳グルメのおいしさの秘密は、
雄大な自然と人々の想いが織りなす
千歳の「水」にありました。
名水百選「ナイベツ川湧水」
お米を炊く。野菜を茹でる。コーヒーを淹れる……。料理に「水」は欠かせません。実は千歳市は、道内でも屈指の名水の地なのです。
ちとせの水は、千歳川の支流である内別川の水を上水道の主水源にしています。内別川の長さ2.5kmほどの流域には、大小60か所以上の湧水が
あり、源頭部の水量は1日約13,000t、千歳川との合流点では1日約60,000tに達します。
この内別川の源頭部は「ナイベツ川湧水」と言われ、環境省による「昭和の名水百選」に選ばれており、良好な環境に恵まれ、清澄で豊かな水をたたえ続けています。
この高品質な水に加え地下水も豊富なことから、千歳市内には多くの食品・飲料メーカーの工場が立地し、日々たくさんのおいしいモノをつくっています。
内別川が名水百選に選出されたことを記念してつくられた「名水ふれあい公園」。市民の憩いの場として親しまれています。
ちとせの水のヒミツ
水をおいしく飲むための要素として特に重要なのは「水温」です。ちとせの水は、夏でも冷たく、いつでもおいしい状態で飲むことができます。
料理を食べているとき、まち歩きをしているとき、スポーツをしているとき、季節や場所に関わらず、冷たくておいしい水を飲むと、きっと気分も上がります。
また、厚生労働省の「おいしい水」の水質要件には、清涼感を与える遊離炭酸、水の味を特徴づける硬度など、7項目が挙げられており、千歳の水道水はこれらの要件に概ね当てはまっています。ちとせの雄大な自然が育むおいしい水が、今日も千歳グルメを支えています。
千歳でしか食べられない?!
貴重な特産品
「支笏湖チップ」
「チップ」とは、一生を湖で過ごす紅鮭「ヒメマス」の北海道での呼び方。チップは冷たく、きれいな水の中でしか生きられないと言われています。1894年に原産地の阿寒湖から支笏湖に移植され、増殖に成功。以来、「支笏湖チップ」として千歳を代表する特産品として知られています。
味は、マスやサケ類の中で最も美味しいと言われています。刺身もおいしいのですが、一番おすすめなのは塩焼き。焼くと身がしまり、旨味が強まるため、チップの味をより一層お楽しみいただけます。支笏湖チップ漁は6~8月の3ヶ月間のみ。大変貴重な食材のため、多くが支笏湖地域や千歳市内の飲食店で流通します。新鮮な支笏湖チップを食べたい方は、ぜひ漁期の6~8月に千歳を訪れてみてください。